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標準的な1杯にはコーヒー豆が約125粒
15 gの豆を使って淹れる250 mLのフィルターコーヒーには、焙煎したコーヒー豆が約125粒分入っています。この推定では、焙煎豆1粒の重さを0.12 gとしています。つまり、粒数はできあがった飲み物の量ではなく、はかりで量った豆の量から求めています。
まず、「1杯」が何を指すか決める
「1杯」は、1人分の量、マグカップ1杯分、あるいはレシピに記された抽出後のコーヒーの量を指すことがあります。比較の基準を明確にするため、250 mLのフィルターコーヒーと、スペシャルティコーヒー業界の標準的な抽出比率に近い15 gの豆 (新しいタブで開きます)を使うことにします。抽出後のコーヒーの量だけでは、使った豆の量はわかりません。
レシピによって豆の量がどれほど変わるか見てみましょう。スターバックス コーヒー ジャパンのおすすめ (新しいタブで開きます)では、180 mLの抽出例にコーヒー豆を10 g使います。これなら、どのマグカップにも同じ量の粉が使われていると考えるのではなく、15 gの例と具体的に比べられます。
スミソニアンの、ジェームズ・スミソンがコーヒーブレイクを楽しんだときの記録 (新しいタブで開きます)にも、焙煎した豆と水を使うレシピが紹介されています。また、スミソニアンのおいしいコーヒーの淹れ方ガイド (新しいタブで開きます)では、抽出方法や好みによって1杯のコーヒーがどう変わるかを解説しています。豆の粒数を求めるときの出発点は、万人共通の「1杯」の量ではなく、レシピに記された豆の量です。
豆は小さいが、大きさと重さは別
焙煎したコーヒー豆は、典型的なもので長さ9 mm (0.35 in)です。ひよこ豆の幅は8 mm (0.31 in)、長粒種の米粒は先端から先端まで7 mm (0.28 in)です。身近なこれらの種は大きさが近いため、キッチンのカウンターに並べてもコーヒー豆はすんなり収まるでしょう。
コーヒー豆は、コーヒーチェリーとも呼ばれるコーヒーの果実の中にある種です。形が不規則で密度にもばらつきがあるため、長さだけでは重さはわかりません。計算には、焙煎豆1粒の平均重量は約0.12 g (新しいタブで開きます)という値を使います。これは、1粒あたりおよそ0.13–0.17 gの生のアラビカ豆を基準にし、焙煎中に豆が通常失う質量の15–18% (新しいタブで開きます)を差し引いた推定値です。長さ9 mmの豆は、中くらいの砂粒の約18倍の長さですが、この比較からも重さはわかりません。
豆の量から粒数を計算する
計算は簡単です。コーヒー15 g ÷ 1粒あたり0.12 g ≈ 125粒。これは、挽く前のホールの焙煎豆が何粒分に相当するかを推定した数です。できあがったコーヒーに浮いている豆のかけらの数ではなく、抽出に使った豆の粒数を表しています。
豆を挽くと小さな粒子になり、抽出用のお湯がコーヒーの水溶性成分を飲み物に運びます。使い終わった粉はフィルターや抽出用バスケットに残り、水分を含むこともあります。そのため、できあがったコーヒーを調べるより、抽出前に豆の量を量るほうが、粒数を知るのに役立ちます。
使う豆の量が変われば粒数も変わる
1粒あたり0.12 gという仮定のまま、豆の量を変えてみましょう。10 gなら約83粒、18 gなら約150粒です。コーヒー豆は米粒の約1.5倍の長さです。
豆1粒あたりの平均重量によっても結果は変わります。15 gの豆を使う場合、1粒あたりの平均が0.10 gなら約150粒、0.15 gなら約100粒です。1粒あたりの平均重量が大きいほど、同じ量の豆に含まれる粒数は少なくなります。
計量スプーンでは体積を量りますが、はかりでは重さを量るため、すくった量だけではその違いがわからないことがあります。ホールの豆は粒と粒の間に隙間ができ、形や大きさにもばらつきがあります。スミソニアンの抽出方法や好みに関する解説を踏まえると、レシピがさまざまなのも自然なことです。人によって異なるのはマグカップの大きさだけではなく、コーヒーの淹れ方もです。
自分のコーヒーの粒数を調べる
自分が実際に使うコーヒー豆を測って、仮定の平均値を置き換えることができます。ホールの豆を20粒数えて、まとめて重さを量ります。その重さを20で割ると、豆1粒の平均重量がわかります。試料と普段使う豆の量は、単位をそろえるため、どちらもグラムで量りましょう。
次に、いつも淹れる量の豆を量り、その平均重量で割ります。たとえば、コーヒー豆の平均が1粒あたり0.12 gで、普段使う量が15 gなら、計算結果は約125粒です。別の袋の豆でも同じ方法を試すと、粒数が変わることがあります。さらに見積もりのコツを知りたいときは、まず量を測れるものから始めましょう。いつもの豆の量を、豆1粒の平均重量で割れば、自分のコーヒーの粒数がわかります。
関連するサイズ
この記事に登場するものと、そのサイズ。
出典
- Starbucks Coffee Japan: コーヒー豆10gの量り方は? (新しいタブで開きます) starbucks.co.jp
- Smithsonian Libraries and Archives, Smithsonian Magazine: A Coffee Break With James Smithson (新しいタブで開きます) smithsonianmag.com
- Smithsonian Magazine: The Founder of the Smithsonian Institution Figured Out How to Brew a Better Cup of Coffee (新しいタブで開きます) smithsonianmag.com
- National Science Teaching Association: The Science of Coffee (新しいタブで開きます) nsta.org
- USDA FoodData Central, “Chickpeas, mature seeds, cooked”; Encyclopaedia Britannica, “Chickpea”
- Encyclopaedia Britannica, “Rice”; USDA FoodData Central, “Rice, white, long-grain, regular, raw”
- Specialty Coffee Association: SCA Standard 310-2021, Home Coffee Brewers — Specifications and Test Methods (PDF hosted via CoffeeGeek) (新しいタブで開きます) coffeegeek.com
- Wale Mengistu, International Journal of Agronomy (Wiley): Physical and Cup Quality Attributes of Arabica Coffee Varieties Grown in Highlands of Amhara Region, Northwestern Ethiopia (新しいタブで開きます) onlinelibrary.wiley.com
- MTPak Coffee: Coffee roasting — how and why it causes coffee to lose weight (新しいタブで開きます) mtpak.coffee
