見積もりのコツ
サイズの見積もりが上手くなるには
サイズを見積もるのはスキルのひとつ。練習を重ね、いくつかのコツを身につければ上達します。サイズの見誤りは、たいてい偶然ではありません。普段扱うものよりずっと大きい、または小さいもののサイズを見誤ったり、面積や体積が長さよりずっと速く増えることを忘れたりしがちです。次の4つのテクニックを使えば、その多くを解決できます。知っているものを基準に比べる、10の累乗で考える、長さ・面積・体積の変化の違いを覚える、難しい問題を簡単な部分に分ける。どれもゲームだけでなく、日常生活でも役立ちます。
知っているものを基準にする
サイズを判断するいちばん簡単な方法は、よく知っているものと比べることです。ドアや人、バスの大きさは、考えなくてもなんとなくわかります。「何メートル?」ではなく「ドア何枚分の高さ?」と考えれば、漠然とした予想が具体的な数になります。
- 成人1.7 m (5 ft 7 in)
- 出入り口2 m (6 ft 7 in)
- バス12 m (39 ft)
- テニスコートの端から端まで23.8 m (78 ft)
- サッカー場の端から端まで105 m (344 ft)
基準になるものを、大きさが少しずつ何倍かになるように並べておきましょう。そうすれば、出会うものはどれか2つの間に収まります。ゲームで基準となるものが表示されたら、同じように使いましょう。画面ではなく、その基準と比べてサイズを考えます。
10の累乗で考える
世の中のもののサイズには、とてつもない幅があります。10倍ずつ変わる各段階を「桁違い」といい、最初の見積もりにとても役立ちます。数値を決める前に、答えがどの桁に近いか考えてみましょう。1 mm、1 cm、10 cm、1 m、10 mのどれでしょう?最初の数字を当てるより、桁を正しく見極めることがずっと大切です。
| 10の累乗 | 近いサイズの基準 |
|---|---|
| 10 µm | 赤血球, 7.5 µm |
| 100 µm | 髪の毛の太さ, 70 µm |
| 1 mm | 砂粒, 500 µm |
| 1 cm | 米粒, 6 mm (0.24 in) |
| 10 cm | スマートフォン, 15 cm (5.91 in) |
| 1 m | 成人, 1.7 m (5 ft 7 in) |
| 10 m | バス, 12 m (39 ft) |
| 100 m | サッカー場, 105 m (344 ft) |
Magnitudleがメートル単位ではなく、正解から何倍ずれているかで採点するのもこのためです。高さ1 mのものを2 mと予想するのは、長さ1 kmのものを2 kmと予想するのと同じくらいの間違いです。また、実際のサイズの2倍の予想も、半分の予想も、同じ点数になります。採点方法で詳しい点数を確認しましょう。
長さ・面積・体積の増え方はそれぞれ違う
すべての方向に2倍大きくすると、表面積は4倍(2 × 2)、体積は8倍(2 × 2 × 2)になります。重さは体積に比例するため、同じ形や体つきの動物なら、身長が2倍になると重さはおよそ8倍です。これを「平方・立方の法則」といいます。
これは、サイズの見積もりで最もよくある落とし穴です。目は全体のかさに反応するため、「8倍大きい」と感じても、高さは2倍にすぎないことがあります。長さが10倍なら、面積は100倍、体積は1,000倍です。高さや長さを問われたら、空間をどれだけ占めて見えるかではなく、高さや長さを比べましょう。
大きな数を分解して考える
問題を分解すれば、解けそうにない問題も答えを出せることがあります。これはフェルミ推定と呼ばれ、わずかな情報から優れた見積もりをしたことで知られる物理学者、エンリコ・フェルミにちなんだ名前です。答えを左右する少数の要素を書き出し、それぞれを個別に見積もってから掛け合わせます。要素ごとの誤差は、互いに打ち消し合う傾向があります。
計算例:サッカー場に何人立てる?
- サッカー場は、およそ長さ100 m、幅70 m(約330 × 230 ft)なので、面積は約7,000 m²(75,000 sq ft)です。
- 人がぎゅっと集まって立つと、1人あたり約50 × 50 cm(20 × 20 in)のスペースが必要です。つまり、1 m²あたり約4人です。
- 7,000 × 4 = 28,000。四捨五入すると、約30,000人です。
各段階で少しずつ誤差が出ても、10倍も外れることはまずありません。推定ラウンドでは、実際より2倍大きい、または半分の予想でも、100点満点中59点を獲得できます。
よくある間違い
最初に見た数に引きずられる
見出しや直前の問題で見た数字が頭に残ると、次の予想もその数字に引き寄せられてしまいます。他の数字を見る前に、知っている基準を使って自分で見積もりましょう。
長さと面積を混同する
面積が2倍の形でも、各辺の長さはおよそ1.4倍にしかなりません。高さ・長さ・幅のうち、問題で聞かれている1つの寸法を見極めましょう。
単位の取り違え
ミリメートルとセンチメートルには10倍、メートルとキロメートルには1,000倍の差があります。また、1 mは3 ftより少し長い長さです。答えを決める前に単位を確認しましょう。
練習する
テクニックは使うことで身につきます。ここで問題に挑戦するか、テーマごとに実際のサイズを見積もって練習してみましょう。
